日本100名山 開聞岳
薩摩半島の南端、長崎鼻の西に位置し、海上を航行する人々のよき目印の役目を果たしている。霧島火山帯に属する休火山で、富士山型のコニーデ型の下部にトロイデ型の溶岩ドームが乗った二重式火山。秀麗で美しい山容から「薩摩富士」とも呼ばれる。大きな岩だらけの山頂には枚聞神社奥ノ宮の祠がある。眺めはもちろん素晴らしく、天候のよい時は屋久島まで見えるという。一周約120mの火口跡には、浅い窪地にイヌツゲやユズリハ等の常緑樹が茂っている。.
2008年5月22日
 念願の、晴れた日の開聞岳に、再登峰しました。
 日本100名山  新日本100名山  924m

登山道は、5合目を過ぎたあたりから、ループ状に曲がり始め、北から東へ、そして南へと周っていきます。南九州や太平洋、東シナ海を見ることが出来ました。快晴なのに、暑すぎたせいか、もやっていて、はっきりとは見えませんでしたが、前回(2002年)は、雨でしたので、今回は満足しました。
登山口の運動公園から、薩摩富士を見上げる 14:05
開聞岳の、すっくとそびえる姿を・・・と、あちこち車を走らせましたが、晴れているのに、なぜか影絵のよう。地元の人に聞いたところ、桜島噴火のせいではなく暖かすぎるためだそうです。一番近くの開聞岳麓を除き、墨絵のように撮れましたがそれも、
一興!! 味わって下さい。
鹿児島・千貫平公園より、開聞岳を遠望す 16:59
池田湖から、開聞岳を遠望 
(快晴なのに、もや?・・・) 8:32
池田湖を過ぎ、開聞岳を熱写 
(快晴なのに、もや?・・・) 8:40
下山後、総合運動公園から、
“薩摩富士”開聞岳を、仰ぎ見る 14:04
千貫平から、開聞岳を遠望す 
16:55


ふれあい公園で駐車、準備の後、登山口へ。丁度、小学校5年生の登山会があり、父兄の人が応援にかけつけていました。5合目までは、南国らしい深緑が多く、深山の趣がある登山道を、ほぼ直線に歩いていきます。火山灰が堆積したような地形→広葉樹の落ち葉が多い道→火山礫や小石がゴロゴロした道と、変化していきます。コガクウツギの白い花が、和ませてくれました。
池田湖(大ウナギ・イッシー伝説で有名)
から、開聞岳を遠望 8:29
“薩摩一宮・枚聞神社(ひらききじんじゃ)”
の向こうに、開聞岳 8:43
かいもん山麓・ふれあい公園 風景
8:55
総合運動場から、見上げる
“薩摩富士・開聞岳” 9:01
開聞岳・登山口 (丁度、小5登山で見送りの
お母さん達が、激励) 9:08
深山の様相、木々の間を歩く
9:15
2.5合目に到着 9:19 狭い道! 火山灰堆積から削られたと
思われる登山道 9:20
3合目を過ぎると、石ころが多くなってきた
9:26
木の根っこが張った道を登る
9:48
やった〜 5合目に到着 10:00 5合目を過ぎ、荒い噴石のような
小石が多くなってきた 10:09
樹の花 コガクウツギ 10:16 6合目 岩が多くなってきた 10:17


5合目を過ぎたあたりから、登山道は、ループ上に回り出します。
7合目を過ぎると、視界が一挙に開け、長崎鼻や大隈半島の展望から、太平洋、それに東シナ海方面へと、展望の変化を楽しみながら、登ります。登山道も、二重火山の上部・安山岩になり、最後は露岩帯の急登で、山頂へ!
コガクウツギの白い花が咲く道を登る
10:28
山の花 シソバタツナミ 10:31
どんどん、岩道を登ります 10:34 7合目過ぎて、長崎鼻・
大隈半島がだんだん左に  10:42
仙人洞に到達 10:47 登山道の岩も大きくなって。 
岩塊の道を、慎重に歩む 10:59
9合目付近から、北方を俯瞰 (枕崎方面&池田湖) 11:21
9合目からの展望。 正面は、枕崎方面。
左・東シナ海 11:22
あと、もう少し。 元気が出る!
11:22
木製の階段を登る 11:24 露岩帯の急登。
もうひとふんばり! 11:34


山頂に到着です。
とたん、例の小5登山会の連中が、わんさかと占領! 楽しい山頂風景となりました。 しばらくは、360°の景色を楽しんだ後、下山は往路と同じ道を下りました。

*なんと、私達よりも休憩を多くとったはずの小5男子数人に
 最後の登山口手前で抜かされてしまいました。



山頂から、長崎鼻・大隈半島を、遠望 11:49
開聞岳:山頂で、記念撮影 11:43 山頂風景 (いちばん高い岩から撮影) 11:50
開聞岳:山頂! 小学校5年生登山の子供達で一杯 11:39


単調な登りに、刺激を与えてくれたのが、花。
シソバタツナミは、一輪や群生など、歩く先々で楽しませてくれました。
樹の花 コガクウツギ 9:53 山の花 シソバタツナミ 10:34
樹の花 シャリンバイ 10:43 樹の花 マルバウツギ 11:03





野の花 ムラサキカタバミ
(ふれあい公園にて) 14:09


2002年2月17日
鹿児島県開聞岳。
晴れ男の私が、雨に会った数少ない山の一つ。ループ状の登山道で、歩く毎に景色が変わる!と、期待していきましたが、雨で何も見えず。良い天気だったら・・・と、パンフレット写真をコピーしました。 何回か飛行機で上空を飛んでいますが、 いつも快晴! 一度、リベンジ登山したいと思っています。
開聞岳:こんなに天気が良かったら(朝日新聞より)
開聞岳:雨の山頂
開聞岳:岩場多し