幌尻岳(ぽろしりだけ)  標高 幌尻岳 2052メートル
位置 北海道南部日高山脈
幌尻岳は、北海道、日高山脈、の主峰。標高2052m。アイヌ語でポロシリは「大きな山」の意である。1300万年前の造山活動で生じた.また山体上部には第四紀の氷期に形成されたカールが認められる。ナキウサギ、クマゲラ。等が生息している。
途中、北カールを巻いた幌尻山頂を見上げる 6:28


2007年7月29日(日)〜8月1日(木)北海道・幌尻岳に行きました。アイヌ語で、ぽろ(大きい)シリ(山)・・・でっかくて、奥深い山。日高町で1泊。翌日は、車で約2時間→で、登山口。額平川の取水口まで歩いて・・・川を約30回渡渉して・・幌尻山荘です。天気予報は“晴れ”でしたが、到着日も翌日も、なぜかどんより曇り。ところが、山荘から幌尻岳に登る日と、帰る日は、《快晴!》。晴天大明神さまさまのお陰で、山頂から360°の展望を楽しめました。
山頂〜肩へ続く稜線にて(東カール側)
お花畑を楽しむ 9:15
北カールお花畑から、北カール底部を遠望
(白いのは、ムカゴトラノオ) 12:13
エゾツツジ (北カールにて) 6:37
ハクサンチドリ (北カールにて) 6:39 アオノツガザクラ (北カールにて) 6:40

 “幌尻岳のお花畑は雄大である”と、聞いていましたが幌尻岳に通じる、北カールの尾根道に入ったとたんに、皆のどよめき・・・お花畑が満開!しかも、短い夏と秋を同時に楽しむように、多くの種類が一斉に!東カールにも・・・。数えましたら、約60種類もありました。その代表を見てください。
ハイオトギリ (北カールにて) 6:42
ナガバキタアザミ (北カールにて) 6:50 オオタカネバラ (北カールにて) 6:55
イワブクロ
(北カール上稜線・尾根道にて) 7:27
ミヤマダイコンソウ 
(山頂〜肩へ続く稜線にて) 9:01
エゾヒメクワガタ 
(山頂〜肩へ続く稜線にて) 9:02
ヨツバシオガマ 
(肩から山頂へ戻る稜線上で) 9:46
チシマギキョウ 
(肩から山頂へ戻る稜線上にて) 10:13
チシマフウロ 
(北カール上稜線・尾根道にて) 11:43
リンネソウ (ハイマツ帯で)
(山頂〜肩へ続く稜線にて) 9:22
ミヤマリンドウ 
(北カール上稜線・尾根道にて) 11:43
*なにげなく撮った花が、《リンネソウ》だとわかり、初めてお目にかかったのでした。興奮!
フタマタタンポポ 
(北カール上稜線・尾根道にて、キク科) 11:51
エゾノハクサンイチゲ 
(北カールお花畑にて) 12:30
ミヤマキンポウゲ 
(“命の泉”を過ぎた下山道にて) 13:44
クルマユリ 
(白樺林の、下山道沿いにて) 13:56




幌尻岳は、北・東・七ッ沼の3つのカール(氷河あと)を持っていると聞き、幌尻岳の先で、七ッ沼カールを見下ろせる、“肩”ポイントまで、脚を運び、その美しさに堪能しました。
北カールの尾根を、ぐるりと進み、
幌尻岳へ向かう (左遠方が幌尻岳) 6:29
中央・戸蔦別岳を見上げながら七ッ沼カールを俯瞰(“肩”にて) 9:24
“肩”から、幌尻岳を振り返り、
東カールを見渡す 9:41
“肩”にて、七ッ沼カールを俯瞰する
(山は、戸蔦別岳) 9:23
“肩”付近の尾根より、幌尻岳山頂を遠望。左・東カール、右・北カール方面 10:16


  
なんといっても、幌尻岳に行くには、沢の渡渉(としょう)底がすべらないように、沢シューズを買いました。(それぞれ、思い思いに対策あり、びっくりしました)最初は、おっかなびっくりの沢歩きも、慣れてくると大胆に。帰りには、物足りない人が、ざぶんと、泳ぎだす始末に。
渡渉に備え、沢シューズに
履き替えたのだ 12:25
額平川を渡渉開始! 12:33
渡渉中 何回か、わからなくなってきた 
13:02
ちょっと深いか・・・ 13:10
大きい流木を前にして、渡渉中
13:40
額平川の渡渉も、慣れたもの!
楽しんでいる! 6:02
額平川の渡渉。何と、物足りなくて、
泳ぎ出す人が! 6:29
額平川の渡渉。もうすぐ最後・・・で、
じゃぶじゃぶ! 7:06


 
ほぼ快晴の幌尻岳・山頂より北方には、北カール・・・はるか遠方には、十勝岳・大雪山も南方には、東カールの新冠(にいかっぷ)川に至る尾根北東には、七ッ沼カールの戸蔦別岳のきりりとした雄姿が見える
幌尻岳山頂から、北東・・
肩へと続く稜線を歩く 8:53
幌尻岳山頂から北カールを
覗き込む 10:48
山頂付近の尾根より、北カールを遠望 (左・幌尻岳山頂) 10:37
幌尻岳山頂 から、東カールと、南方
(新冠方面)を、遠望 10:54
幌尻岳山頂 (記念撮影) 11:15


 @平取町(ぴらとり)は、アイヌ文化を大切に・・二風谷(にぶたに)。
 A 日高は、馬の産地・・優駿浪漫街道で、売り出し中
 B・C・H ひだか高原荘・・1泊+日帰り入浴・・
      入口に『ひぐま』がお待ちかね。
      昼食のやまめ丼には、なんと4匹も! 美味!
 D 幌尻岳・・ここを曲がって進む。でも、携帯電話通じない。狭い道。
 E 狭い道ですが、材木切り出しトラックと、すれ違い
 G 登山口から、新緑色の清々しい道を歩きます
 F 林道に、キツリフネソウが・・
 I やっぱり・・デッカイドウ北海道
@ 幌尻岳:二風谷(にぶたに)アイヌ資料館前
 右が、住居 14:07
A 幌尻岳:日高は、駿馬の産地です 14:19
B 幌尻岳:“ひだか高原荘”入口 16:44 C 幌尻岳:“ひだか高原荘”入口にて、
ひぐま君こんにちは! 16:45
D 幌尻岳:ここを曲がって、幌尻登山口へ・・・ 
8:30
E 幌尻岳:狭い山道。途中で、
材木トラックとすれちがい8:58
F 幌尻岳: キツリフネ 林道沿いにて 10:19 G 幌尻岳:額平川・取水ダムまでの、
清清しい林道を歩く 10:24
H 幌尻岳:やまめ丼。なんと4匹!
(ひだか高原荘にて昼食) 11:44
I 幌尻岳:マイクロバス車窓から。
北海道は、デッカイドウ。 13:59