新日本100名山 朝日岳
2009年9月25日 北アルプス北部の白馬岳、その又北部にある朝日岳に登りました。好天の中、蓮華温泉から登ります。とは言っても、あっという間に湧き上がっては消える・・雲の合間を縫う登り。 時期には、花咲き乱れる“花の名山”と聞いていましたが、秋の風情を伝える高山植物が沢山あり、(2週間は早いと言われる)木々の紅葉・黄葉を、からだ一杯に楽しみながらの登りでした! 朝日小屋着。
  新日本100名山。 日本300名山。 2,418m 
*天候に恵まれたので、26日は、雪倉岳を往復。(朝日小屋泊)
   27・28日は、栂海新道で、日本海・親不知へ飛び出しました。
朝日岳:夕陽に照らされる、秋の朝日岳 (朝日小屋から) 17:00


  登山口の蓮華温泉から、朝日小屋から、隣の雪倉岳から・・・
  東西南北から見た、【秋の、朝日岳】を見てください!
蓮華温泉:24日・・蓮華温泉から見上げる朝日岳。 左・赤男山 9:57
朝日岳:25日・・朝日小屋から、振り返って、朝日岳を見上げる 15:33
雪倉岳:26日・・雪倉岳へのとりつき尾根にて、雲が消え、はっきりとした朝日岳を遠望 9:42
雪倉岳:26日・・雪倉岳からの帰路、草もみじの湿原を通る。正面は、朝日岳  13:27
栂海新道:27日・・吹上のコルから、朝日岳を見上げる。 でっかい! 7:21

 前日は、蓮華温泉の露天風呂めぐりで英気を養い、いざ出発! 樹林の木道に注意を払いながらの歩き。樹林と樹林の間に現れる湿原。草もみじの先に、朝日岳・赤男山・雪倉岳を遠望し、感激。・・・白高地沢の河原へ。
 (*便利になったとはいえ、登山口までたどり着くには日数が必要。休暇が多い日程を利用して、企画。  前々日大阪から夜行バスで富山。前日は北陸本線で糸魚川。  糸魚川バスで、蓮華温泉へ。)
朝焼け・・朝日岳を中心にした山々を遠望
 (蓮華温泉ロッジから) 5:52
蓮華温泉ロッジを出発。 
お世話になりました 6:28
樹林の中、木道を歩いていく。 
滑らぬように注意して 6:40
白馬岳に続く鉱山道との分岐 
(蓮華の森にて) 6:42
樹林帯を抜け、朝日岳を正面左に仰ぐ (アヤメ平より) 7:07
兵馬ノ平湿原を歩く 7:18 兵馬ノ平湿原を歩く。
遠方には、朝日岳 7:19
秋の《高山の花 イワイチョウ》
(兵馬ノ平湿原にて) 7:20
カモシカ展望台との分岐。
右へ進む 7:24
秋の《山の花 ダイモンジソウ》
(瀬戸川へ向かう樹林にて) 7:47
瀬戸川の鉄橋 8:00
《樹の実 ツリバナ》 
(白高地沢手前の樹林内) 8:49
“ひょうたん池” 9:00
白高地沢。 側道を進む 9:14 あれが、仮設の鉄橋 9:19

 白高地沢の仮設鉄橋から、雲が消えた朝日岳を仰ぎ見たのち、カモシカ坂の急登へ。標高差400mだが、急坂と延々と続く木道。 花園三角点到着したのちは、広々とした湿原(五輪高原)の草もみじや木道の横に咲く、《秋の》高山植物を見ながら・・歩く。
 この花は、(咲き乱れる時期の花を想像しながら)何の花だろう・・・
白高地沢の仮橋から、正面奥に、朝日岳を遠望!! 9:26
仮設の鉄橋を渡る
9:21
仮設の鉄橋から、朝日岳を遠望。 
雲がとれてはっきり! 9:28
かもしか坂へ向かう 9:40 きれいに紅葉した、もみじを見上げる 9:42
かもしか坂。樹林を登りきると・・
木道が、延々と続く 10:42
かもしか坂の木道を振り返る・・・
これを登ってきたのだ 10:47
秋の《高山の花 カライトソウ》
(かもしか坂木道途中) 草もみじがきれい 11:07
“花園三角点” に到着
11:15
秋の《高山の花 イワショウブ》
(五輪高原にて) 11:22
振り向けば、“花園三角点”から
歩いてきた、五輪高原 11:28
ず〜と木道が続く、
五輪尾根 11:41
青ザクに到着。
今から、ザレた尾根を登る 12:01
青ザクの尾根を登りながら、
右手の紅葉を楽しむ 12:20
青ザクを登りきると・・
ここからが“五輪の森” 12:29

 五輪ノ森に入り、山脇の道を進む。シラビソ樹林の匂いを嗅ぎながらきれいな紅葉・黄葉が目に入る。あざやか! 八兵衛平の湿原は、広〜い。草もみじを楽しむ。こんな時期に(?)と思うお花が咲いているではないか! ウサギギク・タカネトウウチソウ・アキノキリンソウ・・・。途中で、環境省発注の木道を作っている人々と会う。宿舎に泊まりこみの工事だそうな。登りきれば・・吹上のコル。
なんとも言えない黄葉の色
(“五輪の森”を歩く) 12:37
横を見ると・・・白樺の木の下には、
紅葉・黄葉・・・きれい!12:44
五輪尾根の樹林帯。紅葉を見ながら登っていく 12:53
“五輪の森”にて・・・
シラビソの香り、紅・黄葉がきれい!12:53
木道には、“平成21年度施工”の印が・・・
12:58
上部から、木道工事宿舎を見下ろす
13:08
工事中の、新木道 13:14
歩いてきた秋の道を振り返る
13:47
草原の草もみじに・・・チングルマの風物詩 
(八兵衛平にて) 13:52
吹上のコルに続く、湿原 (朝日岳に湧き上がる雲を見ながら) 13:55
八兵衛平の草原に、木道が、
吹上のコルへと続く 13:55
草もみじの八兵衛平に、
青々とした苔が、美しい 13:57
吹上のコルへ向かう道。 
雲がでてきた八兵衛平の草原を振り返る 14:03
吹上のコルに、到〜着
14:08

 吹上のコルは、蓮華温泉・朝日岳、それに日本海へ抜ける栂海新道(つがみ)の分岐点だ。朝日岳の北側だ。樹木はなく、荒涼たる稜線を登っていく。 山頂直下には雪渓。雪渓周囲のお花が、秋の風情を満載に運んできた。
吹上のコル(栂海新道分岐点)付近の風景 (西・北方面を眺める) 14:10
吹上のコルから、西方・
朝日池を見下ろす 14:09
吹上のコルから、朝日岳の
稜線を登っていく 14:11
朝日岳の稜線を登っていく。
14:19
朝日岳への稜線を登りながら、吹上のコルを
見下ろす。あっという間に、雲が迫ってきた 14:24
朝日岳への稜線を登りながら、
右を向けば・・・雲海!14:29
あそこが、朝日岳・山頂!
14:40
秋の《高山の花 カライトソウ
(ピンク)と、タカネトウウチソウ(白》と、
イブキトラノオ(白) (朝日岳・山頂下の雪渓) 14:45
朝日岳・山頂下の雪渓付近・・・
秋景色・・チングルマが輝く 14:47
朝日岳・山頂下の雪渓。周りは、秋の気配が漂う 14:46
朝日岳・山頂下の雪渓付近から、
長栂山方面を振り向く 14:52
雪倉岳・白馬岳方面への分岐から、
朝日岳山頂へ進む 14:55

 朝日岳・山頂! 雷鳥親子と遭遇(なんと子供が7羽・・写真なし)。 日本海側から湧き上がった雲海を見ながら、朝日小屋へ。 朝日小屋で、ゆっくり疲れをとる。 夕方、広場から仰いだ朝日岳、隣の雪倉岳・白馬岳へと続く山々が、くっきり!
記念撮影
(朝日岳山頂にて) 15:00
二等三角点
朝日岳・山頂にて 15:01
朝日岳山頂の方位盤 15:00 雷鳥! 朝日岳山頂にて 15:021
朝日岳山頂から、白馬岳方面を
遠望す 15:01
朝日岳山頂から、朝日小屋へ出発。
雲海へ入るようだ 15:08
朝日岳山頂から、朝日小屋へ降りていく。 
正面は、日本海の雲海 15:19
朝日岳山頂から、朝日小屋へ降りていく。 
赤い屋根が、朝日小屋 15:28
これが・・・朝日小屋 15:42 雲海が・・・き・れ・い
(朝日小屋から、日本海方面を) 17:03
夕方の風景。右方に、雪倉岳・白馬岳・旭岳 (朝日小屋から) 16:58

 紅葉しているか、枯れてしまっているはずなのに・・・、お花に会えました。 一面に咲き誇る花を見るのもすばらしいですが、一輪の花との出会いも、感動です!
おぉ〜 《高山の花 シモツケソウ》も咲いている
(五輪尾根にて) 11:46
きれいに咲いている《高山の花 
タカネマツムシソウ》 (青ザク上り口) 12:01
《高山の花 ウサギギク》
(おぉ!こんな時期に!)
八兵衛平の草原で 14:04
《高山の花 左・タカネトウウチソウ、
右・アキノキリンソウ》
(八兵衛平の草原にて) 14:04

《高山の花 ミヤマリンドウ》
(八兵衛平の草原にて) 14:05
《高山の花 カライトソウ》
(八兵衛平の草原にて) 14:05
まるで、海中の海藻のよう。 
多分、ミヤマウイキョウ(セリ科)と思われる 14:11